今春卒業の公立高校生の就職内定率99.8%で過去最高に

この春、県内の公立高校を卒業した生徒の就職内定率は、99.8%で、人手不足や売手市場を反映してこれまでで最も高くなりました。

県教育委員会によりますと、この春、公立高校を卒業した高校生のうち、ことしの3月末時点で、就職を希望した生徒は884人で、このうち就職が内定したのは882人でした。

就職内定率は99.8%で、前の年の同じ時期を0.1ポイント上回り、記録が残る平成9年度以降、最も高くなりました。

このうち全日制の就職内定率は99.9%で、前の年の同じ時期を0.2ポイント上回り、令和元年度と並んで過去最高となりました。

学科別の就職内定率は、普通科の98.9%を除いてすべての学科で100%でした。

一方、県内の企業に就職が内定した割合は、86.4%で前の年を0.3ポイント下回りました。

香川県の淀谷圭三郎教育長は「内定率が高いということは良い状況が続いている」としたうえで、「企業の魅力発信や企業との情報交換を通じて県内企業への就職がさらに増えるよう引き続き努めたい」と話しています。