“四国遍路を世界遺産に” コーヒー問屋が登録へ売り上げ寄付

四国遍路を世界遺産に登録する活動を応援しようと、四国のコーヒー問屋が共同でオリジナルのコーヒーを開発して、売り上げの一部を寄付することになり、池田知事に報告しました。

18日県庁を訪れたのは、高松市と松山市のコーヒー問屋の社長2人です。

この2社を含む四国4社のコーヒー問屋は、コーヒーのドリップバッグを共同で開発し、3月中旬から四国4県の土産店などで販売しています。

コーヒーは会社ごとに味が異なり、高松市の問屋のコーヒーは、なめらかでコクがある味わいとなっています。

またドリップバッグの袋には、四国遍路で通常、最後に参拝するさぬき市の88番札所、大窪寺にちなんで修行を終えるという意味の「結願」の文字が書かれています。

売り上げの一部は四国遍路を世界遺産に登録しようと活動する協議会に寄付されるということで、社長たちは、池田知事に対し、コーヒーを通して登録への活動を支援したいと話していました。

これに対し池田知事は「登録に向けた活動が動き出しているタイミングだからこそ、商品を販売してもらい感謝している」と話していました。

訪問を終えた高松市のコーヒー問屋、カキ三珈琲の辻部次郎社長は報道陣に対し、「一般の人はもちろんインバウンドの観光客にも買ってほしい。世界遺産登録への動きがどんどん活性化すれば良いと思う」と話していました。