「全国学力テスト」始まる 県内の小中学校220校余が参加

全国の小学6年生と中学3年生を対象にした「全国学力テスト」が18日行われ、県内ではほぼすべての小中学校にあたる220校余りが参加しています。

このうち、高松市円座町にある香東中学校の3年生のクラスでは、午前8時40分の開始を前に問題冊子が配られ、生徒たちは担任から注意点などの説明を受けていました。

「全国学力テスト」は、義務教育を受ける子どもたちの学力や学習状況を分析して、学校教育の充実などに役立てようと、文部科学省が平成19年度から実施しています。

今年度の教科は、「国語」と「算数・数学」で、県内では、154の小学校と70の中学校が参加しています。

また、今年度は、テストとあわせて行われる生活習慣や学習環境などの調査が全面的にオンライン化されたということです。

県教育委員会によりますと、昨年度の「全国学力テスト」で香川県の公立小学校と特別支援学校小学部の正答率は、「国語」が67%、「算数」が63%で、いずれも全国平均と変わりませんでした。

公立中学校と特別支援学校中学部では、「国語」が全国平均と同じ70%だった一方、「数学」は2ポイント高い53%だったということです。

県教育委員会は、今年度の「全国学力テスト」の結果を7月下旬に公表したいとしています。