自転車乗る人のヘルメット 警察が着用状況調査

去年4月に自転車に乗るすべての人を対象にヘルメットの着用が努力義務になってから1年となり、県警察本部は12日、県内20か所あまりで一斉にヘルメットの着用状況を調査しました。その結果、中学生を除いた着用率は13.2%で、前回、去年5月の調査とほぼ変わりませんでした。

調査は、県内20か所余りで一斉に行われ、警察官が街頭に立って自転車で通勤や通学する人たちがどのくらいヘルメットを着用しているか調べました。

調査の結果、自転車に乗る人のヘルメットの着用率は、着用が定められている中学生を除いて13.2%で、前回、去年5月の調査を0.1ポイント下回っただけでほぼ変わりませんでした。

県警察本部によりますと、県内で、去年1年間に自転車の事故で亡くなった人は8人で、全員がヘルメットをかぶっていなかったということで、今月6日から始まった春の全国交通安全運動でもヘルメット着用が重点項目のひとつです。

県警察本部交通企画課の馬場恵管理官は「自転車に乗っていて交通事故にあったり、転倒したりしたとき頭にけがをして命に関わる場合があります。1人でも多くの人にヘルメットを着用してほしい」と話していました。