自然の豊かさの特徴生かしたホテルの内覧会 さぬき

さぬき市で地域の自然豊かな海や里山の特徴を生かした宿泊施設がオープンし、11日地元の人を招いた内覧会が開かれました。

さぬき市津田の海沿いの地区に去年12月開業した宿泊施設は、およそ1000坪の敷地に一棟貸しの客室3棟が整備されていて、11日は地元の人を招いて内覧会が行われました。

客室は、広さが30平方メートルから40平方メートルほどで、浴室の窓からは、集落の果樹園を見渡せ、里山の暮らしぶりが伺えるほか、寝室の窓からは穏やかな瀬戸内海を楽しめます。

また、客室から1分ほどで浜辺で降り立つこともでき、自然豊かな環境で宿泊することができます。

内覧会に訪れた地元に住む人たちは、完成した新しいホテルから見えるふだんと違った景色を楽しんでいました。

この宿泊施設では、海や里山の豊かさを生かして、来年開かれる瀬戸内国際芸術祭など、観光需要の取り込みも図りたいとしていて、料金は一泊あたり4万2000円からだということです。

宿泊施設の代表の篠田善典さんは「すでに台湾など多くのアジア系の方に泊まっていただいていて、瀬戸内国際芸術祭や大阪・関西万博に期待したい。ゆっくりと自然を感じて普段とは違う時間をここで過ごしてほしい」と話していました。