高松市中央公園 芝生広場拡大し3年後リニューアルオープン

高松市を代表する都市公園の中央公園について、市は芝生広場を拡大し新たにカフェを設置するなど再整備を行い、3年後の令和9年夏のリニューアルオープンを目指すことになりました。

「高松市中央公園」は旧市営球場の跡地に昭和61年に開園しましたが、施設の老朽化が進む一方、市民のニーズが多様化しているため市が設置した委員会は10日、再整備の基本設計案をまとめました。

それによりますと公園の北東方向、中央通りの番町交差点付近にある入り口を「メインエントランス」として、芝生の広場を現在のおよそ1.7倍に拡大し大規模なイベントが開催できるようにします。

また、メインエントランスの近くに民間企業が経営するカフェを設け、庵治石などを用いたデザイン性があるトイレを備えることにしています。

さらに、通路に照明灯を設置して夜間のライトアップを行うということです。

一方で、現在、公園にある樹木は施設整備に支障があるものや間引きが必要なものなど、全体の3割程度を取り除くということです。

再整備の事業費はカフェの整備費などを除いておよそ12億8000万円を見込んでいて、来年夏に工事に取りかかり、令和9年夏のリニューアルオープンを目指しています。

委員会の委員長を務める香川大学の西成典久教授は、「市民それぞれに公園利用のニーズがあると思うのでそれらのニーズをできるだけくみ取れるような公園にしてほしい」と話しています。