高松市が舞台の映画撮影 出演の大平元首相のひ孫が市長訪問

高松市を舞台にした映画の撮影が8日から始まり、出演する大平正芳元総理大臣のひ孫らが高松市役所を訪れて、大西市長に映画の見どころなどを伝えました。

高松市役所を訪れたのは、映画監督の大橋孝史さんと現在の観音寺市出身で総理大臣を務めた大平正芳氏のひ孫、大平ひかるさん、それに、観音寺市出身でAKB48のメンバー、行天優莉奈さんです。

短編映画「けっこい盆栽」は、大平さんと行天さんが演じる2人の少女が盆栽をきっかけに友情を深めていくストーリーで、栗林公園や女木島などで撮影が行われます。

大橋監督が「高松市の魅力を発信しようと盆栽をテーマにしました」と映画について説明すると、大西市長は、「いま、盆栽は海外で人気です。市の魅力を伝えてほしい」とエールを送りました。

また、大西市長が大平さんに「大平元総理大臣は盆栽を育てていたのではないですか」話しかけると、大平さんは、「家で育てていたかもしれません」などと笑顔で応えていました。

大平ひかるさんは「曽祖父が生まれ育った香川県で映画に出演でき、うれしいです。きれいな海や人のあたたさなど香川の魅力を多くの人に知ってほしいです」と話していました。

「けっこい盆栽」の撮影は、8日から4月11日まで行われ、5月23日、高松市内で先行公開されるということです。