来月の端午の節句を前に 海上にこいのぼりを揚げる 小豆島

来月の端午の節句を前に、小豆島で、子どもたちの健やかな成長を願って、海の上にこいのぼりが揚げられました。

土庄町の旧戸形小学校近くの海岸では毎年この時期に地元の人たちがこいのぼりを揚げています。

6日、潮が引いた午後3時頃から自治会のメンバーなどが岸からおよそ80メートル離れた岩場にもうけられた支柱にロープを張って30匹のこいのぼりを取り付けていきました。

また、ことし1月に発生した能登半島地震の被災者を励まそうと「がんばろう」「北陸」と書かれたこいのぼりも揚げられました。

こいのぼりが潮風を受けて気持ち良さそうに泳ぐのを訪れた人たちは写真に収めていました。

姉妹で訪れた地元の子どもは「いろんなこいのぼりが順に並んでいてきれい」などと話していました。

また、隣町から訪れた女性は「みんなで協力しあっているのが見られて感動した」と話していました。

戸形地区自治連合会の蓮池和繁会長は「毎年みんなで実施して風物詩になっているのでこれからも続けていきたい」と話していました。

海の上を泳ぐこいのぼりは来月5日までで、高松港と土庄港を結ぶ船からも眺めることができます。