高松城の歴史伝える施設「陳列館」 改装し展示内容を刷新

高松市の高松城跡、玉藻公園にある展示施設が3月に改装され、高松城の歴史を伝える展示内容が新しくなりました。

玉藻公園内の高松城の歴史を伝える施設「陳列館」は城の歴史をよりわかりやすく知ってもらおうと、展示内容を刷新し、3月30日から新たな展示を始めています。

入り口の横の壁一面には、年表が設けられ、高松城の成り立ちや海のすぐそばにある海城であることをイラストで伝えています。

また、高松城の天守にまつわる展示では、明治17年(1884年)に老朽化で天守が解体されたあと、跡地には「玉藻廟」と呼ばれる初代藩主、松平頼重をまつる施設があったことを当時の写真などで伝えています。

このほか、高松空襲で焼失し、おととし復元した桜御門についての紹介もあり、工事の写真や空襲による火災で変色した瓦などが展示されています。

玉藻公園管理事務所の岡一洋所長は「いまは桜が満開で、玉藻公園が最もにぎわう時期です。陳列館で高松城の歴史を知り、園内を散策してほしい」と話しています。