小豆島の中小企業で合同入社式 “働くやりがいと仲間意識を”

香川県の小豆島で、採用人数が少ない中小企業の新入社員などが集まって合同入社式が行われました。

この合同入社式は、小豆島にある中小企業の新入社員に、島で働くやりがいと同期の仲間意識を持ってもらおうと7年前から行われています。

3日行われた合同入社式には介護施設や病院、町役場などに採用された新入社員の男女、あわせておよそ60人が出席しました。

はじめに主催者の小豆郡雇用対策協議会の丹生兼宏会長が「きょう参加した大勢の人と親しくなって、小豆島やこれからの仕事について学んでください」とあいさつしました。

また、土庄町と小豆島町の町長は祝辞の中で、小豆島を仕事の場に選んでくれたことへの感謝の気持ちを伝えました。

そして、新入社員が1人ずつ自己紹介したあと、小豆島町の介護会社に入社した守戸陸さんが、「小豆島の将来を私たちの手で担うという意気込みを持って、職場生活を有意義に過ごしたい」と誓いの言葉を述べました。

小豆島町の介護施設に就職したインドネシア出身の女性は「介護の仕事をする人が日本には少ないので日本で仕事するのもいいかなと思って来ました」と話していました。

また、高知県から移住し、土庄町役場に就職した女性は、「島民のみんなの頼りになるようしっかり業務に励みたい」と話していました。