小林製薬の「紅麹」香川県内の店舗でも商品撤去や返品呼びかけ

小林製薬の「紅麹」の成分を含む健康食品を摂取した人が、腎臓の病気を発症した問題で、香川県内のスーパーやドラッグストアでも、店頭の商品を撤去したり、返品を呼びかけたりする動きが相次いでいます。

小林製薬の「紅麹」の成分が含まれた健康食品をめぐっては、摂取したあとに腎臓の病気を発症するなどしてこれまでに、5人が死亡しています。

会社は、「原因となった可能性がある」としていて、大阪市が「紅麹コレステヘルプ」など3種類の機能性表示食品の回収を命じる行政処分を出しています。

こうした中、香川県内の小売店でも店頭の商品を撤去したり、客に返品を呼びかけたりする動きが広がっています。

ドラッグストアの『レデイ薬局』は、「紅麹コレステヘルプ」を販売していましたが、すべての商品を撤去し、店頭にチラシを張って小林製薬の連絡窓口を案内しているということです。

また『コープかがわ』によりますと通販会社を通じて「紅麹コレステヘルプ」を購入した人が、県内で少なくとも27人にのぼるということです。

現在、通販会社が購入者に電話や郵送で確認を取って回収しているということです。

宅配で販売していた商品やオリジナルブランドのチルド餃子についても、小林製薬の紅麹原料を使っていたことから自主回収を行っているということです。

「マルナカ」や「ザ・ビッグ」などのスーパーを運営する『フジ』は医薬品を取り扱う店で販売していた「紅麹コレステヘルプ」を撤去したほか、メーカーなどから依頼があった15種類の商品を自主回収しているということです。

イオンは、小林製薬の紅麹原料を使用していると確認した商品の自主回収を進めています。