県立高校 タブレット端末 来年4月入学の生徒から自己負担に

現在、県立高校の生徒に無料で貸し出しているタブレット端末について、県教育委員会は、来年4月に入学する生徒からは、自己負担とすることを決めました。

県教育委員会は、おととしから、丸亀高校と高瀬高校、観音寺総合高校を除く、26の県立高校の生徒に対し、タブレット端末を1人1台、無料で貸し出し、授業などで活用しています。

これについて淀谷圭三郎教育長は28日の会見で、現在、貸し出している端末が更新の時期を迎え入れ替えが必要となるため、来年4月に入学する生徒からは、生徒側の自己負担で購入してもらうことを明らかにしました。

端末は、原則として、県が指定する機種を購入してもらうということです。

県教育委員会によりますと、タブレットの端末は、新型コロナ対策の国の交付金を活用して導入しましたが、今後、国から交付金を受け取る見通しがなく、県の財政も厳しいことから、自己負担を求めることにしたということです。

県教育委員会では今後、家庭の状況などに応じた購入費用の補助などを検討するということです。