善通寺市 性的マイノリティー 来月から子どもや親も家族認定

香川県善通寺市は性的マイノリティーのカップルに加えて、その子どもや親なども家族と認める「ファミリーシップ宣誓制度」を来月から導入することにしました。

香川県内のすべての市と町では、性的マイノリティーのカップルを結婚に相当する関係と認めるパートナーシップ宣誓制度を導入しています。

善通寺市は、来月1日からこの制度を拡充し「パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度」を導入することにしました。

これは、パートナーシップ関係にあるカップルだけでなく、その子どもや親なども家族と認める制度です。

事前に予約したうえで、パートナーと2人で必要な書類を市の人権課に持参して宣誓すれば、証明書や証明カードなどが交付されます。

市営住宅への入居の申し込みの際に親族として申請できるほか、保育所などの入所手続きを保護者として行えるなど、一部の行政サービスが利用できるようになるということです。

香川県内ではこれまでに4つの市がファミリーシップ宣誓制度を導入していて、来月からは善通寺市のほか坂出市も導入を予定しているということです。

善通寺市は「これまでよりも多様な家族の形を認め、支援するとともに、制度の導入によって市民の意識が高まり企業のサービスも広がれば」としています。