飲食店の弁当で19人食中毒 3日間の営業停止 善通寺市

今月11日、善通寺市の飲食店で作られた弁当を食べた19人が下痢やおう吐などの症状を訴え、中讃保健所は食中毒と断定してこの飲食店を15日から3日間の営業停止の処分にしました。

処分を受けたのは、善通寺市上吉田町の飲食店「食楽遊房吉風」です。

県によりますと、今月11日、この飲食店の弁当を食べた善通寺市の事業所の従業員32人のうち19人の男女が下痢やおう吐の症状を訴えました。

中讃保健所が調べたところ、事業所の従業員8人と飲食店の従業員1人のあわせて9人からノロウイルスが検出されたということです。

中讃保健所は弁当が原因の食中毒と判断し、飲食店を15日から3日間の営業停止の処分にしました。

症状を訴えた事業所の従業員のうち13人が医療機関を受診しましたが入院した人はなく、全員快方に向かっているということです。

中讃保健所は調理する人の健康状態に注意し、おう吐や下痢の症状がある場合は、直接食品を取り扱う作業に従事しないことや食品を十分に加熱することなどを呼びかけています。