JR高松駅 新駅ビルに大学生が手がけたアート作品を展示 

芸術文化が盛んな香川県の魅力を知ってもらおうと開業を間近に控えたJR高松駅の新しい駅ビル内にアート作品を展示することになり8日、報道関係者に作品が公開されました。

作品が展示されるのは、3月22日に開業を迎えるJR高松駅の新しい駅ビル、「TAKAMATSUORNE」の4階です。

作品を手がけたのは、香川短期大学デザイン・アートコースの学生およそ30人で、8日は制作した36枚のパネルを壁に1枚ずつ貼り付けていきました。

すべてのパネルの貼り付けが終わると、「瀬戸内海の穏やかな波」をテーマにした縦1メートル30センチ、横16メートルの壁面アートが完成しました。

青色のガラスを使って瀬戸内海の美しい海を描いたほか、県の伝統的工芸品の「うちわ」や日本一の生産を誇る「松の盆栽」を表現しています。

学生たちが県内の海岸で清掃をした際に収集したペットボトルや瓶の破片など「海洋ごみ」を使って、およそ8か月かけて制作したということです。

制作に携わった香川短期大学2年生の平田文香さんは「長い時間をかけて取り組んできて、やっと完成したなと思いました。作品を見た人が香川県に興味を持ってもらえたらうれしいです」と話していました。

JR四国によりますと、作品は3月22日の開業から半年間、「TAKAMATSUORNE」の北館4階で公開するということです。