もうすぐ小学生 年長組の幼稚園児が交通ルールを学ぶ 高松

この春、小学校に入学する子どもたちに交通ルールを学んでもらおうと、警察官が横断歩道の渡り方などを教える交通安全教室が高松市で行われました。

高松市多肥下町の幼稚園で行われた交通安全教室には、この春小学生になる年長組の園児およそ60人が参加しました。

高松南警察署の警察官が講師となり、横断歩道を渡るときには、手を挙げて左右を見て車が来ていないか確認してから渡るよう指導しました。

このあと、園児たちは実際に道路に出て、住宅街にある交差点や車が行き交う市道の横断歩道を警察官と一緒に渡って、交通ルールを学んでいました。

また、園児たちは信号待ちの車のドライバーに手作りのお守りを配って安全運転を呼びかけていました。

県警察本部によりますと、去年までの5年間に歩行中の交通事故でけがをした小学生は、年齢別に見ると7歳が最も多く、このうちの47%は登下校中の事故だったということです。

高松南警察署の井手誠地域交通官は「大人であれば気づくような点も子どもは気づきにくいので、気をつけるべきポイントをより具体的に教えることが重要だ」と話していました。