県内の有効求人倍率1.54倍 雇用情勢判断は据え置き

香川県のことし1月の有効求人倍率は1.54倍で3か月連続で前の月と変わらず、香川労働局は「このところ持ち直しの動きに弱さがみられる」という雇用情勢の判断を据え置きました。

香川労働局によりますと実際に働く場所でまとめた「就業地別」で、企業からの求人数は、ことし1月は2万5510人で、前の月より1.7%増加しました。

また、仕事を求める人の数は1万6529人で、前の月より1.2%増加しました。

この結果、仕事を求める人1人に対して何人の求人があったかを示す「就業地別」の有効求人倍率は、1.54倍で3か月連続で前の月と変わりませんでした。

香川労働局は「求人数が求職者数を上回って推移しているもののこのところ持ち直しの動きに弱さがみられる。物価の上昇が与える影響に留意する必要がある」として、雇用情勢の判断を3か月連続で据え置きました。

また、「1月の有効求人倍率が全国で7番目と高い水準が続いており、今後もこの傾向は大きく変わらない見通しだ」としています。