県内の落とし物4年ぶり10万件超え コロナ5類移行も要因か

去年1年間に香川県内の警察に届けられた落とし物の件数は、4年ぶりに10万件を超え、警察は、新型コロナが5類に移行し、人の流れが戻ったことが要因ではないかとしています。

県警察本部によりますと、去年1年間に県内の警察に届けられた落とし物の件数は10万688件と、おととしより1564件増えました。

10万件を超えたのは、新型コロナの感染拡大前にあたる令和元年以来4年ぶりで、県警察本部は、新型コロナが去年5月に5類に移行し、人の流れが戻ったことが増加の要因ではないかとしています。

落とし物のうち、現金はあわせて1億5730万5647円で、前の年より1300万円以上増えました。

1件ごとでみた最高金額は115万円でした。

現金以外の物品を数ごとにみたところ、最も多かったのは運転免許証やキャッシュカードなどの「証明書類・カード類」で2万2366点、次いで、ハンカチやキーホルダーなどの「生活用品類」が9038点、「財布類」が7576点でした。

また、去年10月に小豆島で見つかり、住民らによって捕獲された大型のトカゲも落とし物として処理されたということです。

県警察本部会計課は「落とさない、そして忘れないように努めてほしい。落としてしまった場合は、警察署や最寄りの交番にすみやかに届け出ることが早い返還につながる」と呼びかけています。