”ホタルが舞う美しい川に” 土器川で子どもたちが幼虫を放流

丸亀市などを流れる県内唯一の一級河川、土器川をホタルが舞う美しい川にしようと地元の子どもたちがホタルの幼虫を放流しました。

ホタルの幼虫の放流は、丸亀市と国土交通省でつくる実行委員会が丸亀市の土器川生物公園で毎年行っていて、28日は地元の保育園児16人が参加しました。

実行委員会の女性は子どもたちに、ホタルはお尻が光るようになってから1週間から2週間ほどしか生きられないことや、ホタルはきれいな水しか飲めないので川を汚さないことが大切だと教えていました。

このあと、たまごからふ化しておよそ9か月の体長3センチほどの幼虫、あわせておよそ360匹とエサとなる貝のカワニナが入ったバケツが子どもたちに手渡されました。

そして、「大きくなってね」と言いながら公園内の水路に放流していました。

参加した女の子は「ホタルの幼虫を初めて見て放流もできて楽しかった。お母さんと一緒に夏に見に来たい」と話していました。

28日放流した幼虫は5月下旬から6月上旬に成虫になり、水路の周辺で舞う様子が見られるということです。