香川県 が導入目指す”空飛ぶクルマ” 運航ルート明らかに

次世代の交通システムとして注目されるいわゆる「空飛ぶクルマ」の導入を目指している香川県は、運航ルートとして想定される高松市と小豆島などを結ぶあわせて10のルートを明らかにしました。

「空飛ぶクルマ」は、来年、大阪・関西万博での運航が予定され、香川県内でも導入が検討されています。

県は26日に開かれた総務委員会で空飛ぶクルマが導入される可能性が高い飛行ルートを示しました。

ルートとしては空飛ぶクルマが導入される初期段階と位置づけられた2020年代後半に運航するルートとして高松市中心部のサンポート高松と小豆島や直島、琴平町などを結ぶ4つのルートをあげています。

また、技術開発が進み、利用が増えるとされる2030年代の運航ルートとして新たに高松空港と小豆島や直島などを結ぶ6つのルートをあげています。

運賃については採算が取れる額を試算し、2035年ごろの1人当たりの運賃は最低で、
▽サンポート高松から小豆島が2万5000円、
▽高松空港から小豆島で6万4000円などとしています。

県としては、空飛ぶクルマを運航する民間の事業者の参入を促すためにルートや運賃の案を示したとしていて、今年度中に、導入や運航などの行程表を取りまとめる予定です。