能登半島地震 避難施設の中学生支援で職員3人派遣へ 県教委

能登半島地震で親元を離れて避難先の施設で生活している石川県の中学生を支援するため、香川県教育委員会の職員3人が派遣されることになり、26日、派遣式が行われました。

式は県教育委員会の教育長室で行われ、派遣される県教育委員会保健体育課と「屋島少年自然の家」の職員、合わせて3人が出席しました。

この中で淀谷圭三郎教育長は「子どもたちは不安な生活を送っていると思うので、教師経験を生かし、子どもたちに寄り添って支援してほしい」と激励しました。

3人は、被害が大きかった輪島市の中学1年生と2年生が集団で生活している白山市の施設に27日から5日間、派遣され、寝付けない子どもへの指導や緊急事態への対応など夜間の生活指導にあたるということです。

今回の派遣は石川県教育委員会から国を通して教員免許のある職員の派遣の要請があり、香川県教育委員会としては初めての派遣となります。

派遣される県教育委員会保健体育課の石川真大体育主事は「被災した中学生は大きな不安とストレスを抱えながら長期にわたる避難生活をしているので、心のサポートをしていきたい。一人ひとり状況が違うが、それぞれにあった声かけや生活支援をしていきたい」と話していました。