高品質レモンの生産者を登録 香川県がレモンのブランド化推進

香川県は、県内でのレモンの栽培面積が国内6位と、栽培が盛んなことから、ブランド化を進めるため、高品質なレモンを栽培する生産者の登録制度を創設することにしています。

香川県内のレモンの栽培は三豊市などの沿岸部のほか、島しょ部で行われていて、栽培面積は、令和3年の統計で国内で6位となっています。

県によりますと、最近は高齢農家の土地を借りて若手農家がレモン生産に取り組むケースも増えてきているということです。

また、国内で流通しているレモンの9割が外国産ですが、カビを防ぐ農薬が使われていない国内産のニーズが高まっているということです。

こうしたことから、県は、県内で生産されるレモンのブランド化を図ろうと、高品質なレモンを栽培する生産者の登録制度を新年度に創設することにしています。

これにあわせて統一のロゴマークの作成や宣伝活動のほか、栽培マニュアルの作成、病気にかからないように農薬を散布する際の支援を行うということです。

県はこれらの事業費、650万円を新年度予算案に計上しています。

県農業生産流通課は「県内産のレモンの知名度向上に取り組み、外食産業や加工業者にも活用してもらうよう促していきたい」と話しています。