県内12業者が参加 オリーブオイルの品評会 小豆島

全国一のオリーブの産地、小豆島で、去年秋以降に収穫された実が使われたオリーブオイルの品評会が行われました。

この品評会は香川県産オリーブオイルの品質向上を目的に、NPO法人の「小豆島オリーブ協会」が例年この時期に開いているものです。

県内の12の業者が去年9月以降に収穫したオリーブの実を使って加工したあわせて20の製品が出品され、県農業試験場の担当者や料理研究家など9人が審査にあたりました。

審査に先立って「小豆島オリーブ協会」の塩田洋介理事長が、「香川県のトップランナーとして走っていくためには、香川県のオリーブを振興させることが重要だ」とあいさつしました。

このあと審査員たちはオイルの香りを嗅いだり、口に含んで味を確かめたりしながら慎重に採点していきました。

審査の結果、小豆島町のオリーブ農家「AMYFARM」が出品したオリーブオイルが、最優秀賞にあたる「香川県知事賞」に選ばれました。

審査委員長を務めた香川県県産品振興課の植松真抄子課長は、「県知事賞に選ばれたオイルはシナモンやミント、それに、グリーンアーモンドなどをイメージさせる香りとともに、苦味と辛味のバランスがよく、心地よいハーモニーと後味の持続性を持ったすばらしいオイルでした」と評価していました。