去年の特殊詐欺被害額は2億円余 前年の2倍以上に

去年1年間に、香川県で確認された特殊詐欺の被害額は2億700万円余りで、前の年より2倍以上、増加しました。

香川県警察本部によりますと、去年1年間に香川県で確認された特殊詐欺の件数は、前の年より80件多い171件、被害額は、2倍以上増えて、2億777万円余りとなりました。

特に増加が目立ったのは、未払い料金があるなどとうその請求で金をだまし取る「架空料金請求詐欺」で、前の年より72件多い115件と全体の7割近くを占めたほか、被害額は5000万円余りに上っています。

「架空料金請求詐欺」の6割近くは、パソコンがウイルスに感染したといううその表示をしてウイルス除去のサポート料金として金をだまし取る手口でした。

このほか、警察官や銀行の職員などを装いキャッシュカードの交換が必要などとしてだまし取る「預貯金詐欺」や、「オレオレ詐欺」の被害も目立っているということです。

香川県警察本部は「特殊詐欺は手口が変化していくため、警察のホームページなどで最新の手口を知っていただきたい。身に覚えのない電話番号は出ないとともに、お金の話が出たら詐欺を疑い、家族や友人、それに最寄りの警察署に相談してほしい」と話しています。