中国の電気自動車大手「BYD」 新店舗を公開 高松

中国のEV=電気自動車大手「BYD」の中国・四国地方で初めてとなる、ショールームを備えた正規の販売店が10日、高松市にオープンするのを前に、9日、販売店が報道関係者に公開されました。

高松市伏石町に新たにオープンするのは、「BYD」の「BYD AUTO 高松」です。

「BYD」は世界有数の電気自動車メーカーで、去年1月から日本で電気自動車の販売を始めていて、来年までに国内で100店舗の開業を予定しています。

このうち、中国・四国地方で初めてとなるショールームを備えた正規の販売店が高松市に10日オープンしますが、これを前に9日、報道関係者に公開されました。

高松市の販売店では、現在販売されている価格が440万円からのEVと、価格が363万円からのEVの2種類が展示され、試乗用のEVも用意されています。

「BYD」は高松市に出店した理由について
▽地域経済圏の中心のひとつであることに加え
▽香川県は車を複数台所有する家庭が多いことや
▽充電が可能な戸建て住宅や車庫などを備えた住宅が多いこと
をあげています。

「BYD Auto Japan」の東福寺厚樹社長は、「現在の電気自動車はソフトウエアで機能を拡張できる特徴がある。ソフトウエアによって、車がより使いやすくなるという変化も楽しんでいただけると思う」と話していました。

また、「BYD」の正規販売店を展開するサンヨーオートセンターの川上勉社長は、「電気自動車への関心を持っていただける方も増えていると思うので、高松を手始めにひとりでも多くの方に乗っていただきたい」と話していました。

四国運輸局によりますと、香川県でのEV=電気自動車の保有台数は
去年12月末の時点で1240台だということです。

同じ時期の保有台数を四国の県別でみますと
▽愛媛県が最も多く1266台
▽香川県が1240台
▽徳島県が957台
▽高知県が771台
となっています。

四国運輸局によりますと、電気自動車の保有台数は少しずつ増加しているということです。