企業で働く障害者3300人余 雇用率2.19%で過去最高

去年、県内の企業で働く障害者は3300人あまり、雇用率は2.19%と、ともに過去最高となったことが香川労働局のまとめでわかりました。

障害者雇用促進法は従業員が一定数以上いる企業に対し、障害者の雇用率を2.3%以上とするよう義務づけています。

香川労働局のまとめによりますと
▽対象となる県内909の企業で働く障害者は、去年6月の時点であわせて3368.5人、
▽障害者の雇用率は2.19%でいずれも前の年から増加し、過去最高となりました。

法律で義務づけられた「2.3%以上」の雇用率は、対象企業のうち57.1%の企業が達成していました。

雇用されている人を障害別にみると
▽身体に障害がある人が2191.5人
▽知的障害がある人が695人
▽精神障害がある人が482人でした。

また、新規で雇用した人数を産業別にみると
▽「製造業」が59.5人と最も多く、次いで
▽「医療・福祉」が53人
▽「卸売業・小売業」が37人などとなっています。

香川労働局は「企業の理解は進んできたが定着には課題もある。ハローワークなどでは企業や障害者からの相談も受けているため、利用してほしい」としています。