県内の高校の応援団などが能登半島地震の被災者に合同でエール

先月発生した能登半島地震を受けて、県内の高校など11校の応援団が高松市で演舞を披露し、被災地へエールを送りました。

高松市屋島西町にあるホールには、能登半島地震で被災した地域を応援しようと、高校と中高一貫校、あわせて11校の応援団が集まりました。

はじめに、高松北高校の大西哲平団長が宣誓し、「会場に来てくれた人や、そして能登半島地震で被災した人に元気を届けたい」と誓いました。

続いて、各校がおよそ15分ずつの持ち時間でチアリーディングや応援団による演舞を披露しました。

ふだんは学校名で応援するところを、4日は特別に学校名を「石川」に代えてアレンジした学校もあり、それぞれの学校が能登半島地震の被災地にエールを送りました。

訪れた人たちは、音楽に合わせて手拍子したり、応援団の合図で一斉に手をたたいたりしていました。

この合同での演舞の披露は、東日本大震災が発生した翌年に東北を応援しようというのをきっかけにはじまり、毎年続けているということです。

また、会場では、生徒たちの発案で能登半島地震の募金活動も行われ、演舞を終えた応援団の生徒たちが募金を呼びかけました。

県立高松北高校の大西哲平団長は「香川県は地震が少なく、被災地がどんな状況か想像ができませんでしたが、能登半島地震の被災地を見て、もし、香川県で地震があればこうなるのかと感じました。被災地に元気を届け、一日でも早く復興してほしい」と話していました。