香川は昭和22年開始の学校給食 歴史や取り組みを展示 県庁

学校給食について関心を持ってもらおうと、香川県庁で給食の歴史や県内での取り組みがパネルや写真で展示されています。

学校給食は明治22年に山形県の小学校ではじまったとされ、県内では、昭和22年に高松市や丸亀市、それに坂出市の小学校25校ではじまりました。

29日からはじまった展示では去年、高松市で開かれたG7の都市相会合に合わせて、参加各国の料理をテーマに、シチューに似たアメリカの煮込み料理「ガンボ」や、カナダのファストフード「プーティン」などが提供されたことが紹介されています。

また、生産がさかんな野菜や、水揚げが多い水産物などを記した地図に合わせて地場産物を使った給食の写真も展示され、特にうどんは、打ち込みうどんやしっぽくうどんなど多彩なメニューが提供されていることが分かります。

このほか、丸亀市で子どもたちが、生産者と一緒にそら豆やえんどう豆のさやむきを行った様子や、給食のメニューを競う全国大会で高松市立屋島小学校の栄養教諭が応募した県産の食材をふんだんに使ったメニューが、去年、優秀賞を受賞したことも紹介されています。

高松市立塩江中学校の栄養教諭、藪内咲希さんは「地域の食材を使うことで子どもたちには地域に愛着をもってもらいたい。また、今回の展示は、食育や食習慣について考えるきっかけにしてほしい」と話していました。

この学校給食に関する展示は、香川県庁で、来月2日まで開かれています。