老人ホームで集団食中毒 給食提供業者を営業停止処分 高松

今月、高松市の有料老人ホームの入所者や職員あわせて27人がおう吐や下痢などの症状を訴え、高松市保健所は、施設で出された食事が原因の食中毒と断定し、提供した業者を25日から3日間の営業停止処分にしました。

営業停止処分を受けたのは、高松市にある介護付き有料老人ホーム、「ロイヤルケア高松」で給食調理を受託している「株式会社アクア」です。

高松市によりますと、今月17日、老人ホームの職員から、施設で複数の人が、おう吐や下痢などの症状を訴えていると保健所に連絡がありました。

保健所が調べたところ、食事をした62人のうち、入所者と職員あわせて27人が食中毒の症状を訴え、症状のある10人と調理をした人からノロウイルスが検出されました。

保健所は食事が共通していることなどから、施設で出された食事が原因の食中毒と断定しました。

入院した人はなく、全員、快方に向かっているということです。

高松市は、調理する人の健康管理や手洗いの励行、それに、調理器具の洗浄・消毒の徹底などを呼びかけています。