次世代の乗り物として注目される「空飛ぶクルマ」高松市で公開

次世代の乗り物として注目されている「空飛ぶクルマ」に関心を持ってもらおうと、高松市で展示会が開かれました。

ドローンなどの技術を応用し、ヒトやモノを乗せて電動で飛行できる「空飛ぶクルマ」は、来年の大阪・関西万博で国内初の商用運航が目指されていて、香川県は観光や災害時の移動などに利用できないか検討を進めています。

こうした中、「空飛ぶクルマ」への関心を高めてもらおうと、県内では初めて高松市で2つの機体が一般向けに公開されました。

このうち、福島県に本社があるメーカーが開発した機体は、長さ6メートルあまり、幅はおよそ8メートルあり、みずから操縦する1人乗りタイプです。

時速は最大で144キロ、連続して最長で151キロを飛行できるということで、訪れた人たちは展示された翼の一部を持ち上げ、その軽さを実感していました。

また、中国のメーカーが手がけた2人乗りの機体は、あらかじめ決めたルートを自動運転で飛行するもので、年内にも世界で初めて商用運航を始める予定だということです。

訪れた人たちは、記念撮影したり、実際に機体の座席に座ったりして次世代の乗り物を体感していました。

香川県政策課の長谷太郎課長補佐は「地域の人たちにも『空飛ぶクルマ』への理解を深めてもらい、山間部の地域の活性化や緊急時や災害時に活用できれば」と話していました。