被災地でうどん炊き出しへ 車4台が出発 丸亀

能登半島地震で被災した人たちを温かい讃岐うどんで元気づけようと、香川県丸亀市から18日、「うどんの炊き出し隊」が石川県に向けて出発しました。

午前9時から丸亀市役所で「うどんの炊き出し隊」の出発式が行われ、横田拓也副市長が「七尾市のみなさんにあたたかいうどんと心を伝えてください」と激励し、市民から寄せられたメッセージを託しました。

丸亀市は、石川県七尾市と親善都市の提携を結んでいて、丸亀市と市の観光協会は19日から現地でうどんの炊き出しを行います。

丸亀市と観光協会は、2016年の熊本地震でうどんの炊き出しを行ったほか、七尾市ではほぼ毎年、物産展を開催し、交流を続けています。

現地に派遣される炊き出し隊のメンバーは市と市の観光協会の職員、あわせて8人で、車4台にうどんやゆでるための水など必要な物資を積み込んで、活動することにしています。

炊き出し隊の隊長を務める丸亀市観光協会の山田哲也事務局長は「丸亀市民の気持ちを伝えたいということをいちばんに考えて、支援の気持ちを込めて作っていきたい。被災した人たちに元気になってもらって、少しでも前進してもらいたい」と話していました。

「うどんの炊き出し隊」はあすとあさっての2日間、JR七尾駅前で「釜かけきつね」あわせておよそ2000食を無料でふるまうことにしています。