四国の経営者など集まる新年交流会 ことしの景気の見通しは

四国4県の経営者などが集まる恒例の新年交流会が12日高松市で開かれ、ことしの景気は明るいとする見方が相次ぎました。

「四国新年交流会」は、四経連=四国経済連合会と四国生産性本部が開いたもので、四国の企業の経営者や行政機関のトップなどおよそ440人が集まりました。

はじめに、出席者全員で能登半島の地震での犠牲者に対し祈りを捧げたあと、四国経済連合会の佐伯勇人会長が「四国でも南海トラフ巨大地震が起こると予想されるため、備えをすることが大切だ」とあいさつしました。

出席した経営者にことしの香川県内の景気の見通しについて聞いたところ、明るさを指摘する声が相次ぎました。

このうち、高松空港の小幡義樹社長は国際線の路線について、現在就航しているものよりも増やしたいとの考えを示した上で、「市場開拓する年にしたい」と意気込んでいました。

また、春闘で注目される賃上げについての考え方を聞いたところ、前向きな声が多く聞かれました。

四国電力の長井啓介社長は「採用を維持するために賃上げは避けて通れない道で前向きに検討する必要がある」と話していました。