丸亀城の坂道を駆け上がりタイムを競う新春恒例の一番福選手権

香川県丸亀市にある丸亀城で、城の中にある坂道を駆け上がってタイムを競う新春恒例の「丸亀城一番福選手権」が開かれました。

この催しは6年前の西日本豪雨で崩れた石垣の復旧が進んだ丸亀城を訪れるきっかけにしてもらおうと、丸亀市観光協会が毎年、この時期に開いているものでことしで5回目です。

小学生、中学生、それに高校生以上の一般の3つの部門で行われ、6歳から80歳までのあわせて267人が参加しました。

コースは大手門から天守に向かう傾斜が10度前後の「見返り坂」と呼ばれるおよそ100メートルの坂で、2人ずつ走ってタイムを競います。

小学生の部では、子どもたちがピストルの音に合わせてスタートすると、息を切らしながら大きく腕を振って懸命に坂を駆け上がり、沿道からは温かい声援が送られていました。

参加した小学2年の男子児童は、「途中で足が痛くなり思ったよりしんどかったです」と話していました。

また、別の小学2年の男子児童は「こんなに長い坂を走った経験はなかったので大変でしたが、楽しかったです。いい1年にしたいと思います」と話していました。

今回、最も速く坂を駆け上がり「一番福」になったのは一般の部に参加した17歳の高校生で、タイムは14秒63だったということです。