善通寺駐屯地の自衛隊員と車両 石川県に災害派遣で出発

石川県能登地方などで相次いでいる地震の被災地に香川県善通寺市の陸上自衛隊が災害派遣されることになり、3日、隊員や車両が現地に向けて駐屯地を出発しました。

災害派遣されたのは、善通寺市の陸上自衛隊善通寺駐屯地の「第14後方支援隊」に所属する隊員54人と車両23台です。

石川県能登半島などでは、1日夕方、マグニチュード7.6の大地震が発生したほか、その後も地震が相次いでいて、建物の倒壊や火災などが発生しています。

隊員たちは、一連の地震で大きな被害を受けた石川県内の被災地に派遣され、被災者への給水に加えて食事や入浴の支援などの活動にあたるということです。

また派遣される車両には、蛇口から給水可能な大型のタンクや、炊き出しに使用する釜などがけん引されていて、隊員たちは車両に乗り込むと、駐屯地から石川県に向けて出発しました。

四国を管轄する陸上自衛隊の第14旅団によりますと、現地での活動の期間は未定で、今後も要請があれば、隊員や車両の態勢を増強する可能性もあるということです。