2年近くセクハラ行為 県職員を停職2か月の懲戒処分

香川県農政水産部の58歳の男性職員が、県が業務を委託している会社の女性従業員に対して、性的な発言をしたり体を触ったりして、2年近くにわたってセクハラ行為をしたとして、20日付けで停職2か月の懲戒処分となりました。

停職2か月の懲戒処分となったのは、県農政水産部の出先機関に勤務する、課長補佐級の58歳の男性職員です。

県によりますと、この職員は勤務先の庁舎内で、県が業務を委託している会社の30代の女性従業員に対して、令和3年10月からことし7月までの1年9か月にわたって
▽日常的に容姿や性生活に関する性的な発言をしたほか、
▽ことし7月中旬には女性のでん部を2度触ったということです。

女性が勤務する会社に相談し、発覚したということです。

職員は、発言の一部やでん部を触ったことは認めていなかったということですが、
▽ほかの職員の証言や、
▽県の聞き取り調査に女性が日時や場所を具体的に答えたことなどから、県はセクハラ行為があったと認定しました。

男性職員は「発言は冗談のつもりで言ったが言い過ぎたと反省している」と話しているということです。

県人事・行革課の中濱淳史課長は「信頼を損なうことになり県民に対して深くお詫び申し上げます。今後、二度と起こることがないように指導を徹底します」と話しています。