池田知事 “特定重要拠点の候補地 国が説明責任果たすべき”

有事に備えて国が空港や港の整備を進める「特定重要拠点」の候補地として香川県が検討されていることについて、池田知事は18日の記者会見で、「国民が不安に思うようなことは国のほうで説明責任を果たしてもらうことが重要だと考えている」と述べました。

政府は有事に備えて各地の空港や港を「特定重要拠点」に指定して整備や拡充を進めることにしていて、ことし10月、県内に候補地を検討していると県に伝えています。

これについて池田知事は18日の記者会見で、10月以降政府から追加の説明は受けていないとしたうえで「今、持っている情報は限られているので、これをもって受け入れるのかどうか答えるのは難しい状況だ」と述べました。

そのうえで、「国民が不安に思うようなことについては、提案する国のほうで説明責任を果たしてもらうことが重要だと考えている」と指摘しました。

一方、四国電力などが出資する会社が高松市のサンポート地区に建設を計画しているホテルの開業が、当初の計画からおよそ2年遅れることについて池田知事は、「今回の延期はやむを得ない事情によるものだと考えている」と述べました。

その上で、「遅れたことにより期待していたものが実現されない面はあると思うが長い期間で考えると期待している経済的なプラスの効果に対して遅れの影響は大きなものではないと考えている」と指摘しました。