小学生に科学の楽しさを 高校生が講師役で実験教室 高松東高

実験を通じて子どもたちに科学の楽しさを知ってもらおうと、高校生が講師を務める教室が高松市で開かれました。

高松市の高松東高校は医療用ガスなどの製造・販売をしている高松市の企業と合同で科学教室を開いていて、18日は地元の小学校からおよそ30人の児童が参加しました。

子どもたちは4つのグループに分かれて実験を体験し、このうち、液体窒素を使った実験を楽しめる教室では、子どもたちの前に実物が用意され、講師の高校生がマイナス196度で気化するほど温度が低いことを説明しました。

そして、液体窒素の中に花を入れるとあっという間に凍り、子どもたちは取り出した花びらがバラバラに崩れていく感触を楽しんでいました。

また、圧力をかけた空気の動きを学ぶ教室では、丸い穴が空いた段ボール箱を潰して中にある空気を押し出すことで、1メートルほど前に置かれた的を倒したり、圧力をかけた空気を発射することができる直径40センチほどの「空気砲」から飛び出す空気を浴びたりして、歓声をあげていました。

参加した男子児童は「液体窒素を使った実験が楽しかったです」と話していました。

別の女子児童は「空気を飛ばしたりして楽しかったです」と話していました。

講師を務めた高校3年生の女子生徒は「小学生と一緒に楽しめてよかったです。科学は結果がすごくおもしろいので、みんなにもいろいろと体験してほしいです」と話していました。