金刀比羅宮で「すす払い」 1年にたまったほこり払い落す 

香川県琴平町の金刀比羅宮で新年を前にことし1年にたまったほこりを払う「すす払い」が行われました。

金刀比羅宮のすす払いはこれまで未明に行われていましたが、ことしはじめて日中に実施されました。

13日は、午前9時から神職やみこなどおよそ10人が本殿に集まり、はじめに、神様に祝詞を奏上する「奉告祭」を行いました。

そして、竹の先にささをつけた長さおよそ7メートルの「笹竹」を使って、本殿の入り口などふだんは手の届かない高いところにたまったほこりを払い落としていきました。

また、本殿の内部もほうきで隙間の汚れを取り除いたり、「御扉」と呼ばれる扉を丁寧に拭いたりして隅々まできれいにしていました。

金刀比羅宮の請川誠之禰宜は「神様の近くを清浄にしてからお正月の準備をし、新年を気持ちよく迎えるという意味が込められています。ことしは初詣にもたくさんの方が来ていただけるのかなと思っています」と話していました。

金刀比羅宮では、正月三が日の参拝者をコロナ禍前とほぼ同じおよそ50万人と見込んでいるということです。