過去のドメインを第三者が再利用 県が削除依頼と注意呼びかけ

香川県は、過去に使っていた2つのウェブサイトの「ドメイン」が現在、第三者に再利用され、県とは関係がないページが表示される状態になっていると発表しました。

県はウェブサイトの管理者にリンクの削除を依頼するとともに表示されるページは県と無関係だとして注意を呼びかけています。

発表によりますと、第三者に使われているのは
▽県内の企業で活躍する女性などを紹介する「かがわ女性の輝き応援団」のサイトと
▽新型コロナ対策として宿泊料金などを助成する「うどん県泊まってかがわ割」のサイトで使われていた「ドメイン」です。

「ドメイン」は、インターネットの特定のウェブサイトを表示する際、利用者がわかりやすいように設定されるウェブサイトの住所にあたるものです。

県によりますと、2つのサイトは令和3年度と昨年度中にいずれも閉鎖されていますが、そのドメインを第三者が取得して、現在、県の事業とはまったく無関係の内容のサイトが表示されるようになっています。

自治体などの公的な機関が使っていた「ドメイン」は、検索サイトで上位に表示される可能性が高く、高値で売買されるケースが各地で相次いでいて、悪用が懸念されています。

県はウェブサイトの管理者にリンクの削除を依頼するほか、今後、県が主体となって管理や運営するホームページには、県しか取得できない独自のドメインを使用するよう各部局に徹底するとしています。

県は「現在表示されるページは県の事業とは無関係なので注意して欲しい」と呼びかけています。