長〜い金時にんじん 収穫の最盛期 坂出

おせち料理などに使われ鮮やかな紅色と甘味が特徴の、特産の金時にんじんの収穫が坂出市で、最盛期を迎えています。

金時にんじんは、洋にんじんと比べておよそ2.5倍の長さで、鮮やかな紅色と甘い味が特徴で、おせち料理やシチューなどに使われます。

坂出市は、金時にんじんの全国有数の産地で、およそ70軒の農家があわせて60ヘクタールほどの畑で栽培していて、このうち香川良太郎さんの畑でも11月中旬から収穫作業が始まりました。

およそ30センチに育った金時にんじんを、葉の根元をもって傷つけないよう注意しながら1本1本まっすぐ丁寧に抜いていきます。

香川さんによりますと、ことしは暑さの影響で出荷の初期はやや細かったものの、気温の低下に伴って例年並みのサイズに成長し、色も鮮やかだということです。

香川さんは「金時にんじんは洋にんじんより柔らかく子どもも食べやすいと思います。おせち料理などのほかにも、かき揚げにしてうどんと一緒に食べてほしい」と話していました。

坂出市では、今シーズンあわせておよそ1600トンの収穫を見込んでいて、関西を中心に県内や関東にも出荷されるということです。