“地元の魚に興味を” 中学生がタイの三枚おろし体験 小豆島

香川県の小豆島で中学生に地元の海でとれた魚に興味を持ってもらおうと、タイを三枚におろす体験が行われました。

これは、子どもたちが魚に触れてさばく体験をすることで地元でとれる魚への興味を持ってもらおうと小豆島町が行ったもので、小豆島中学校の2年生およそ30人が参加しました。

小豆島町地域おこし協力隊の本田美咲さんが講師となり、はじめに、包丁を寝かせて魚の骨にあてていくことや、関節の部分に包丁を入れてひねりながら身をはずすことなどを、動画を使いながら説明しました。

このあと生徒は2人一組になって、地元の内海湾でとれた新鮮なタイを三枚におろす作業に挑戦しました。

生徒たちは、はじめ、恐る恐る包丁を魚にあて、なかなか切れず、苦労する生徒もいましたが、本田さんや地元の人たちのアドバイスを受けながら丁寧におろしていきました。

最後に、身を一口の大きさに切ってゆでたあと、小豆島産のしょうゆやオリーブの粉末の入ったハーブソルトをつけて試食しました。

参加した生徒は「初めてさばきましたが関節を切るのがとてもむずかしかった」とか「おいしいです。初めてでしたが楽しかった」と話していました。

講師の本田さんは、「魚をさばく体験をしたことで次にやってみようとか、魚料理を食べたいと思ってもらえたらいいと思う。これからも子どもの時から島の食材に触れてもらいたい」と話していました。