JR四国 先月の鉄道収入33億6400万円 コロナ前超える

JR四国の先月のきっぷや定期券の販売による収入は、33億6000万円余りで、月ごとの収入としては新型コロナの感染拡大前の同じ月を初めて超えました。
JR四国は天候に恵まれて運行への影響が少なかったことや、運賃の値上げによる増収効果などが背景にあるとしています。

JR四国によりますと、先月のきっぷや定期券などの販売による鉄道収入は、33億6400万円で、去年の同じ月と比べ24.7%増えました。

月ごとの鉄道収入はこれまで新型コロナの感染拡大前の水準を下回る状況が続いていましたが、先月はじめて、感染拡大前の2019年の同じ月を上回ったということです。

これは、先月は天候に恵まれて列車の運行への影響が少なく、ことし5月に行った運賃値上げによる増収があったのに加え、2019年の10月は消費税率の引き上げ直後で、反動による減収があったのが背景にあるということです。

JR四国の西牧世博社長は記者会見で、「四国内での移動が本州方面からの移動と同じくらいに戻ってきた。いろいろな施策を続け、新型コロナ前に近づくように努力したい」と話しています。