高松市が犬や猫を一時的に収容する施設の整備費用を募る

高松市は、野良犬や野良猫などの殺処分を少しでも減らそうと、新たな飼い主への譲渡に向けて、犬や猫を一時的に収容しておく施設を新たに整備することにしていて、費用の一部をクラウドファンディングで募っています。

高松市によりますと、令和3年度に市の保健所が引き取った野良犬や野良猫など466匹のうち、4割余りにあたる205匹は、新たな飼い主が見つからず殺処分されていて、このうち犬は45匹が殺処分され、全国の中核市の中で最も多くなりました。

こうしたことから高松市は殺処分を減らそうと、新たな飼い主へ譲渡できるまで犬や猫を一時的に収容できる施設を市内の池田町に整備することにしています。

この施設は、最大で20匹の犬と30匹の猫を収容することができ、令和6年度に着工することにしていて、市は整備費用の一部をクラウドファンディングで募っています。

目標は1062万円で、誰でも申し込むことができ、専用サイトでことしいっぱい受け付けています。

野良犬や野良猫は県の保健所に収容された後、高松市内にある「さぬき動物愛護センター□しっぽの森」で新たな飼い主に譲渡される仕組みになっていますが、収容できる数に限りがあるため、殺処分せざるを得ないことが課題になっていました。