香川県開発の「さぬきの夢」新品種を使ったうどんの試食会

香川県が開発した小麦、「さぬきの夢」の新品種を使ったうどんを消費者に評価してもらおうと、高松市で試食会が開かれました。

この試食会は、県や関係団体で作る県産小麦の推進協議会が開きました。

会場の高松市中心部の商業施設「丸亀町グリーン」には開始前から、およそ150人の長い列ができていました。

その場でゆがいたあつあつのうどんがふるまわれると、訪れた人たちが順番に受け取っておいしそうに食べていました。

「さぬきの夢」は、香川県が独自に開発しているうどん用の小麦で、これまで麺に加工する際に切れやすいのが課題でしたが、新たな品種の「さぬきの夢2023」は、グルテンのバランスが良く、コシが強くて切れにくいということです。

試食会では、うどんの形状やコシ、味などについてのアンケートも行われ、製粉業者やうどん店、生産者などが結果を共有して、改善に生かすことにしています。

試食した人は、「もちもちした食感でのどごしがつるっとしていておいしいです」とか、「香川県産の小麦粉を使って幅広い人に食べてもらうと香川県民としても誇りに思います」と話していました。

香川県農業生産流通課の古市崇雄課長は、「県産小麦100%のうどんを県民の方に食べてもらえるようPRしていきたい」と話しています。

試食会は、19日も開かれ、1000食が提供されます。