香川大開発のぶどう使ったワインを瓶詰め さぬき市

香川大学が開発したぶどうを使ったワインの瓶詰め作業が、香川県さぬき市のワイナリーで行われています。

さぬき市にある「さぬきワイナリー」では、香川大学農学部が開発した「香大農R−1」というワイン用のぶどうを使って、17年前から赤ワインをつくっています。

工場の製造ラインではことし収穫されたぶどうを使って、仕上げとなる瓶詰め作業が進んでいて、ボトルに次々とワインが注がれ、コルクで密封されていました。

ワイナリーによりますと、ことしのワインは春先の気温が高く、ぶどうの成熟が例年より進んだため、酸味が抑えられてほのかに甘い仕上がりになっているということです。

また、容量を、世界基準に合わせて以前より30ミリリットル多い750ミリリットルにしたほか、ラベルも、香川大学の学生が考えたデザインに一新したということです。

ワイン用のぶどうを開発した香川大学の望岡亮介教授は「いろいろな料理に合うと思うので、パスタだけではなく、うどんやラーメンにも合わせてみたいです」と話していました。

「さぬきワイナリー」の竹中剛工場長は、「手軽に飲めるワインなのでみんなで楽しく飲んでもらえたらうれしいです」と話していました。

ワイナリーでは、年内までにおよそ7000本のワインがつくられ、18日からは県内の一部のスーパーやインターネットなどで販売されます。