「土木に関心を」 コンクリートの点検などの体験会 丸亀

今月18日の「土木の日」を前に子どもたちに土木への関心を持ってもらおうと、丸亀市でコンクリートの点検や水質調査を体験できる催しが開かれました。

この催しは香川高等専門学校が開いたもので、丸亀市の浄化センターには幼稚園から中学生までの子どもと保護者、およそ30人が参加しました。

参加者たちはコンクリートの点検を体験し、老朽化した壁をハンマーでたたいて音の違いを聴き分けたり、コンクリート片に薬品をかけて色が変わるか調べたりして、劣化の状態を確認しました。

また、水質調査の体験では、大きなゴミや砂を取り除いただけの下水と、消毒して海に流す前の放流水、それぞれの汚れの濃度を測定するなどして下水処理について学んでいました。

参加した小学1年の男の子は「壁をこんこんとたたくのがおもしろかったです。土木はすごいと思いました」と話していました。

香川高専建設環境工学科の柳川竜一准教授は「土木技術は特殊に見えるかもしれませんが身近なものに直結していることばかりなので、広く知ってもらいたいです」と話していました。