幼稚園で刃物を持った不審者侵入想定の対応訓練 高松
高松市の幼稚園で刃物を持った不審者が園内に侵入したという想定で対応訓練が行われ、警察への通報や園児たちを避難させる手順を確認しました。
訓練は、高松市のマリア幼稚園で、園児たちがそれぞれの教室で過ごしている時間に、宅配業者を装った男が刃物を持って正門から侵入したという想定で行われました。
宅配業者に応対した職員が門を開けた隙に、不審者が園内に侵入しさすまたを持った2人の職員が建物内に入るのを防ぎました。
また、別の職員は、警察に通報したり教室に内側から鍵をかけ、園児たちを安全な部屋に避難させたりしました。
10日の訓練には、満3歳児から5歳児までのクラスのおよそ190人が参加し、園児たちには事前に訓練を行うことは知らせていなかったということですが、特に大きな混乱はなく、みんなが落ち着いて先生たちの指示に従って行動しました。
高松南警察署生活安全課の冨田耕至生活安全係長は「危機感を持った訓練が緊急時の対策につながると思います。子どもたちには、直感的にこの人は変だなおかしいなと思ったら、近づかずにすぐに逃げて誰かに助けを求めてほしい」と話していました。