保育所のミルクのコップに金属片混入 園児にけがなし

9日、高松市内の保育所で、おやつの時間に提供されたスキムミルクのコップの中から金属片が見つかりました。園児1人がこのコップのミルクを飲み干したものの、けがなどは確認されていないということです。

高松市の発表によりますと、市内の香川町にある市立大野保育所の2歳児のクラスで、9日のおやつの時間に提供されたスキムミルクのコップの中に金属片が入っているのを保育士が見つけました。

金属片は縦およそ10ミリ横およそ5ミリのホッチキスの針とみられ、このコップのスキムミルクを園児1人が飲み干したということですがけがなどはなかったということです。

スキムミルクはあわせて160人の園児に提供されましたが、このほかに混入は確認されませんでした。

この保育所では、給食用のスキムミルクの粉を調理員がお湯で溶いてから園児たちに提供したということですが、混入の経緯は分かっていないということです。

この保育所では昨年度、給食に金属片が混入する事案が2件起きていて、高松市は「大変申し訳なく思っている。たびたび混入が発生しているので保育所とも対応を話し合い、再発防止に努めたい」とコメントしています。

高松市は保育所の保護者に対して事案の説明とおわびを行ったほか、市内の保育所などに今後、食事などを提供する際には安全確認を徹底するよう周知しました。