県産米を使った新商品「さぬき応縁むすび」がお披露目
香川県産の米の消費拡大につなげようと、県産の米を使ったおむすびの新しい商品「さぬき応縁むすび」が開発され、8日に県庁で披露されました。
香川県は「おいでまい」や「コシヒカリ」「あきさかり」といった県産の米を使った「さぬき応縁むすび」の開発を県内の事業者に呼びかけ、飲食店やスーパーなど23社が協力しました。
新しい商品は
▽米をうどんだしで炊き上げて、いりこや天かすを加えて「かけうどん風」にしたものや
▽炭火で焼いた親鶏の肉を使ったおむすびなどがあり、それぞれの担当者が、工夫したポイントを紹介しました。
高松市の飲食店が開発したおむすびは、甘辛く漬けたオリーブハマチが入っていて、脂がのったプリプリとした食感をふっくらとしたお米と一緒に楽しむことができます。
国内での1人あたりの米の消費量は、1960年ごろの年間およそ120キロをピークに、現在は半分以下の50キロほどまでに減っていて、家庭での消費が減少する一方で、コンビニや飲食店の利用が増加しています。
こうした背景から、香川県は特色あるおむすびを開発して提供してもらうことで、家庭以外の場での県産米の消費拡大につなげたい考えです。
新しい商品は、8日から県内のおむすびの専門店やスーパーなど、29か所で販売されています。