香川県民は物価高騰の中でうどんの外食回数増加

香川県民がうどん店に足を運ぶ回数などが物価高騰の中でどう変化したかを民間のシンクタンクが調査したところ、うどんを外食する平均回数が去年より増加したことが分かりました。

シンクタンクでは、うどんはほかの食事より値上がり率が低く「競争力が高まったため」とみています。

「百十四経済研究所」は物価高騰下のうどん消費の変化を調べようと、ことし8月末から先月4日までの間、香川県民を対象にインターネットで調査を行い455人から回答がありました。

それによりますと、外食でうどんを食べる際に支払う金額は、1人1回あたりの平均で503.96円と、うどん店の多くが値上げに踏み切ったことを背景に、去年の同じ時期の調査より28.86円、率にしておよそ6%増加しました。

一方で、年間にうどんを外食する回数は平均で48.34回と前回よりもおよそ8%増加しました。

これについて、百十四経済研究所は「値上げされたもののうどんの値上げ率はほかの食事より低く、相対的に見て価格競争力が高まったためではないか」としています。

このほか「かけうどん」に支払ってもよい上限の値段を尋ねたところ、平均で352円と前回より35円増加しました。

百十四経済研究所は「うどんの値上げが受け入れられてきたと言えそうだ。外食の回数も増えており県民にとってのうどんの重要性を再認識させられる結果となった」としています。